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すみません、年末でいろいろあわただしくお返事が遅れました。ちょうどこの期間、空港の保安スタッフのストがあって、クリスマス休暇だというのにリヨン空港なんかはまる二日も閉鎖状態でした。航空関係は私企業扱いなので、ストの届け出や最低活動の保証などの縛りがなくて、今回は利用者からかなりの抗議も出ました。普段は「ストは憲法で保証された権利」というのが徹底していて、あの不平たらたらのフランス人たちが驚くほど我慢するんですけれど。
フランス人が働かない割には経済効率がいいのはなぜかという話、近くにいたフランス人に質問してみると、
「私のように週末も働きバカンスもとらない人がいるから」
と答えました。
すごく働く人たちがいるのは事実ですが、なんというか、たとえば日本との一番の違いは、必死で働いている人がいて、しっかり休みをとって優雅にやる人もいて、互いが互いと比べ合わない、「同調圧力」もない、というところです。だから、消費する間もなく働く人と、適当に楽しく消費する人とが、自虐的なあるいは他罰的なストレスがあまりなくて共存しているので、全体として、まあまあうまく回っているのかなあと思います。
鉄道なんかは、日本は別としてヨーロッパの他の国よりダイヤも正確だし、ストを除くと私はそうストレスは感じません。
病院、警察、消防などの過剰勤務はこちらでも問題になっています。確か、ヨーロッパの他の国と比べても「母親」のフルタイム就業率が突出して多いのも特徴だと思います。
宅配便やコンビニについて言えば、うーん、日本に帰れば確かに便利だと思うことはありますが、私は宅配便もコンビニもなかった時代の日本に暮らしていましたが、その時は別に不便だと思ったことはないです。なかったらなかったで生活をオーガナイズしていくので。フランスも日曜に開いている商店が昔より増えましたが、日曜は閉まっていると思えばそれなりに他のことをするし、学校の休暇と親の仕事の休暇がある程度シンクロしていると家庭生活は便利ですし、なければないで困らない気がします。
「昔はなかったけれど今はもうなしでは暮らせない」と思うのはやはりインタネットや携帯電話などの通信・情報系の技術やサービスですが、これは幸い、グローバル化していてフランスでも同時進行だし、どんどん便利になっていくので、困ってません。
日本のマンガ家でマンガ週刊誌に何十年も欠かさずに連載を続ける例などは、確かに、フランスでは考えられないですね。
週刊誌は日本でもさすがに盆と正月、ゴールデンウィークなどは合併号が出ますが、フランスでは月刊誌も夏は休刊で年間11号が基本形です。
でも、そういうことも、一定のリズムにはすぐ慣れるので、どうということはありません。慣れないで日常的に腹が立つのはやはり、こちらでは、修理や工事などの対応が遅い、期限を守らない、それらに対する「申し訳ありません」という表面的な恐縮さえみせない、などのシーンです。
日本人に帰るとそういう意味でほっとすることがたくさんありますが、近頃はほころびが見えてくる時もあるし、サービスする側の立場を思うとストレスフルなことも多かろうと思います。フランス人はみんな適度に無愛想な態度でガス抜きしているのかも。
ただ、ホテルやレストランの一流どころではフランスのサービス業は「メチエ」として世界的に評価が高いので、格差があるのは事実です。カネかコネかがあれば一流のサービスが受けられるのは確実です。カネを出してもまがいもののサービスしかない国だってありますからね。
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